ユニコーンを探しに…☆ミ

ブックレビュー(和書・洋書)、創作ポエム、コラージュ、チョークアートetc…気ままに創作活動していきます🍀

『麦本三歩の好きなもの』住野よる

麦本三歩の好きなもの

住野よる

 

 

 

この本は、麦本三歩(むぎもとさんぽ)という人間の日常を綴った物語です。何も特別なことは起こらないけれど、小さなしあわせを見つけて健気に生きている、ちょっとおっちょこちょいで食べるのが大好き!そんな女の子のお話です。

 

三歩は大学の図書館司書をしながら、職場の優しい先輩、怖い先輩、おかしな先輩たちに囲まれて、時には大失敗をしながらも、特にめげることもなく、美味しいものを食べれば全て忘れてしまうような"いい性格"をしています。(笑)聖人君子でも清廉潔白でも純真無垢でもありません。たまに悪態だってつきます。ズル休みだってします。一見天然とも見えますが、本人なりにちゃんと考えているようです。

 

嫌いなもののことじゃなく、好きなものの話をしていたいと三歩は願う。(引用)

 

頑張らなくていいじゃない、欠点があってもいいじゃない、そう思える前向きな生き方を三歩は選んで生きています。それって実は簡単そうに見えて、みんなができるわけではないですよね😅

 

2024年は風水的に『風の時代』に入ると言われています。今までの、目に見える物質主義的な価値観から、目に見えない精神的な価値観へと変化するそうです。こういう時代に求められるのは、まさに三歩のような人間なのではないでしょうか?しあわせは外的要因に左右されず、いつも自分自身の内面にのみ在るのだと知っている三歩なら、きっとこれからも、何でもない毎日を愉しいものに変えてゆけるのでしょうね☺️👣✨

なんだかわたしも三歩から元気をもらった気がします!p(*^-^*)q